広島政界裏話 河井克行氏・河井あんり(案里)氏編

河井夫妻を巡る数々の疑惑から事件へとなりました。小生は疑惑報道前から一貫して夫妻の問題を取り上げて来ました。夫妻の問題だけでは留まらず、各所に波及し始めています。司直には徹底的な捜査を期待し、夫妻には議員辞職を求めます。

(第4回)自民党の公認候補です。

f:id:syouseihiroshima:20190628150558j:plain

週刊ポスト


 

自民党二人の激戦に、無所属統一候補の森本真治氏が割って入る選挙展開が予想される。

果たしてどうなるのか。

 

そもそも、どうして自民党本部は、河井あんり氏を公認したのだろうか。

 

議席独占を目指して、勝てる選挙区と判断して

二人立てることは理解できる。

 

しかし、なぜ追加の候補が、

河井あんり氏であったのだろうか。

 

 

河井あんり氏は、過去、自民党人気が低迷している時期に

時の大ブーム先であった

大阪維新の会から出馬を考えていた。

 

もう数年前の話になるが、

橋下徹大阪市長大阪維新の会を立ち上げて空前の橋下人気になった。

維新の会は、選挙で国政進出を狙う。

 

その際、維新政治塾なるものを立ち上げて

塾生の中から、候補者を擁立しようとした経緯があるのは

少しはご記憶にある方も多いのではないだろうか。

 

その塾生の中に

そう河井あんり氏も在籍していたのである。

 

塾生名簿が週刊誌に掲載された際、

地元広島でもちょっと噂になった。

 

この時、河井あんり氏は、

維新の会の政策を勉強したいだけ。

あくまで政策の勉強会に参加をしているだけで、

維新の会からの出馬は否定。

 

が、

否定しておきながら、

維新の党の候補者選考に応募していた。

 

あくまで、政策を勉強したい「だけ」ではなかったのか。

そうであれば、

候補者選考にエントリーする必要はなかったはずである。

 

ちなみに何が理由かは分からないが、

維新の会の候補者選考には漏れた。

 

政党の離合集散。

また政治家が政党を移ることは昨今そんなに珍しくはない。

自身の理念や信念があれば、政党を移ることは

小生は理解できる。

 

だからこそ、河井あんり氏は、

維新塾で政策や政党の理念に共感していたからこそ、

候補者選考に応募したのではないのかと

小生は思うが。

 

もし、人気が低迷していた自民党を見限って

よくある政党移動を行おうとしたのであれば

それは、本人の考え方でありはするが、

自民党支持者からすれば納得はなかなかできないであろう。

 

自民党も心が広いとはいえ、

広島県連も、自民党が人気が低調な時に

一目散に、人気だった維新の会に移ろうとしていたのであれば、

それは、ずっと自民党一筋で政治生活を送っていた

自民党県連の議員にしてみては、なかなか理解できないことなのかもしれない。

 

またもう一方の

溝手顕正氏は、自民党が野党だった細川連立政権時代に

野党候補として、参議院議員に出馬している。

そうしたこともあり、自民党県連は、自民党一筋の溝手顕正氏に

肩入れしているのかもしれない。

 

また今更であるが、

河井あんり氏は、過去、県議会議員を辞職し

広島県知事選挙にも出馬。

落選後、また県議会議員へ復活した。

 

理念や思いがあるのであれば、

今回の参議院への転身も、それは良いことに思う。

 

ただの、政治家への上昇志向だけでないことを祈るばかりである。

 

自民党をずっと支持してきた人からも

河井あんり氏が、

理解が得られるように小生も祈りたい。

 

ではでは。