(第35回)県議に現金?
河井あんり氏の選挙区である
広島県の地元紙が、
参議院選挙前に地元県議に対し、
現金を渡していたのではないかとの疑惑を報道した。
これは、参議院選挙前から
与野党問わず、関係者の間で噂になっており、
小生も耳にしていた情報である。
記事の中で、複数の地元県議が、
この春に行われた統一地方選挙の期間中に
河井あんり氏が
当選祝いや激励等の名目で
現金を持ってきた。
その後に返したと証言。
と報道している。
返したとこたえている県議は
報道によると合計4人。
小生の聞き及んだところによると
広島県西部が地盤の議員
広島県中央部が地盤の議員のようだ。
河井あんり氏は、
3月13日に自民党の公認候補として擁立が正式決定。
広島県議会議員選挙は、
3月29日に告示、4月7日に投票で行われた。
統一地方選挙中ということであれば、
この時点で、
河井あんり氏は、
立候補予定者ということは周知の事実となっている。
現金を持参した際、
参議院選挙について
直接の言及はなかったというが、
立候補予定者が選挙区内の有権者(この場合議員も含む)に
寄付を行うことは公職選挙法に抵触すると考えられる。
一つ気になるコメントは
河井あんり氏の事務所は、
「公選法に抵触することは一切していない。」
としていることである。
「現金を持参していない。」
ではなく
「公選法に抵触することはない。」
としている点である。
通常の寄付行為として
河井あんり氏の後援会
「あんり未来ネットワーク」もしくは
の政治団体からの寄付として
議員の持つ後援会に対し寄付したもので、
適正に処理するつもりだったとすれば、
逃げきれると判断しているのかもしれない。
しかし、
証言の中に
「領収書は示さず、
政治資金として適法に処理する雰囲気ではなかった。」
との証言もあるようだ。
この場合、紛れもない買収である。
言うまでもなく、
陣中見舞いであろうが、
当選祝いであろうが
すべて買収である。
ウグイス嬢への
公職選挙法の上限を上回る日当を払った疑惑。
また夫である、河井克行氏の疑惑への正式な説明はまだない。
この河井あんり氏の疑惑についても
質問が相次いでいる。
一体、河井あんり氏、河井克行氏のご夫婦は
どこで何をされているのであろうか。
疑惑のオンパレードである。
公に姿を現し、
ご自身の言葉でご説明をされるほか
信頼回復の道はないところまで来ていると言える。
一日も早く
説明責任を果たされることを願う。
ではでは。