広島政界裏話 河井克行氏・河井あんり(案里)氏編

河井夫妻を巡る数々の疑惑から事件へとなりました。小生は疑惑報道前から一貫して夫妻の問題を取り上げて来ました。夫妻の問題だけでは留まらず、各所に波及し始めています。司直には徹底的な捜査を期待し、夫妻には議員辞職を求めます。

(第41回)トカゲの尻尾切りのようなことにはならないですよね。

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疑惑の舞台とされる広島市内に設けた河井あんり氏の事務所


 

「事務所運営や事務は、法令遵守の方針のもと、

信頼できるスタッフの皆さまに

お願いしてまいったところです。」

 

と文書で回答だけを残し、

姿を消す河井あんり氏。

 

連座制が適用される可能性がある人物として

 

  • 選挙運動を総括、主宰した者
  • 選挙運動の地域主宰者
  • 出納責任者
  • 候補者の父母や兄弟、子供、配偶者
  • 候補者の秘書

 

を上げた。(第39回参照)

 

 ウグイス嬢に対する報酬が

規定額以上であったという疑惑が事実だった場合でも

裏返せば、これら連座制が適用されないスタッフであれば

逃げ切れることになる。

 

河井あんり氏は、

コメントの中で

信頼できる「スタッフ」に任せていたと回答している。

 

この「スタッフ」という言葉に

小生は違和感をおぼえている。

 

信頼できる「秘書」や「出納責任者」とは

河井あんり氏は言っていない。

 

疑惑が事実であった場合、

秘書や出納責任者であれば、

連座制適用の範囲内となってしまう。

 

「スタッフ」としたことで

選挙事務所で事務作業のために

アルバイトとして雇っていた人物が

選挙管理委員会に事前に届け出た、

事務員らには事務作業に対する報酬の支払いは認められている。

 

勝手に領収書を発行し、

法定額の報酬を払っていたとしても

これは、選挙の主宰者とは言えず、連座制の適用外の可能性が残る。

 

そのことを分かった上で、

「スタッフ」と回答し、秘書など言う言葉は使わなかったのではないか。

 

もちろん、

そんなことはないと信じたいが。

河井あんり氏は、良くよく知られた

弁の立つ人物である。

 

また、勝手に何も権限がないスタッフが

金管理を行うとは常識では考えられない。

 

誰の指示で、支出が行われるのか。

常識的には、候補者本人、また選挙の責任者や親族しか考えられない。

 

勝手に支払うこともなければ

なんの権限もない人物が

支払いの指示を出すわけがない。

 

勘違いで支払ったとしても

わざわざ領収書を二枚に分ける等

手の込んだ偽装を行える訳はない。

 

もし、記者会見等の機会があれば

事務所内のお金の管理について

信頼できる「誰」に任せていたのかを

はっきりとさせて頂きたい。

 

スタッフという言葉でなく、

具体的役職をきちんと述べ

疑惑を払拭して頂きたいと思う。

 

スタッフに任せていたというコメントが

実は練りに練られたもので

連座制適用外の人物で

穏便に済ませようという発想でなかったと

小生は信じている。

 

また日当買収は

事実無根となった場合でも

小生がこれまで指摘してきた

数々の公職選挙法違反は

証拠となる写真までも掲載し、

指摘してきた。

 

これらについては紛れもない事実である。

 

「覚悟の発動」を期待する。

 

ではでは。