広島政界裏話 河井克行氏・河井あんり(案里)氏編

河井夫妻を巡る数々の疑惑から事件へとなりました。小生は疑惑報道前から一貫して夫妻の問題を取り上げて来ました。夫妻の問題だけでは留まらず、各所に波及し始めています。司直には徹底的な捜査を期待し、夫妻には議員辞職を求めます。

(第79回)自身は、公職選挙法違反を繰り返しておきながら、歳費返納の際は、法律を盾にこれが出来ない。

 

疑惑報道後、河井夫妻は雲隠れを続け

この二か月半の間で、

河井夫婦には1900万円程の給与が支払われた。(第78回参照)

 

かくれんぼを続けても、

給与はしっかりと頂く河井夫妻に

国民の怒りは頂点に達している。

 

国会議員としての仕事が出来なのであれば

歳費(給与)を返納しろとの声も日増しに大きくなっている。

 

しかし、歳費の返納は現在の国の法律ではできない。

 

国自体も、河井克行氏、河井あんり氏の

選挙区内にあるものとの解釈で

政治家の寄付行為を禁じた

公職選挙法に抵触するためである。

 

自身は、公職選挙法違反を繰り返しておきながら

歳費返納の際は、法律を盾にこれが出来ない。

何ということであろうか。

 

国としての法律の不備でもあり、

今回のようなケースが今後も起こる可能性はゼロとは言えない中で

法律改正を国の方もしっかりと考えて頂きたい。

 

1997年と随分昔の話になるが、

その昔、参議院議員を務めた友部達夫氏がいる。

 

自身が設立したオレンジ共済組合を巡る出資法違反により

国会で逮捕許諾請求が可決され逮捕されている。

(この間は国会会期中であり、国会議員には会期中原則として逮捕されない不逮捕特権があり、国会に逮捕の許可をもらわなくてはならない。)

 

その後の流れとしては、

逮捕後、拘置所での勾留が継続し、国会への登院は一切なし。

これを重く見た国会は、議員辞職勧告決議を可決したが、本人は議員辞職せず。

その後実刑判決が下り、議員を失職するまでの4年間で、

歳費1億6000万円余りを手にしている。

 

河井克行氏も、河井あんり氏も

現に今、何もしなくても、通帳残高は増えている状況であるのだから、

預かり知らぬで、のうのうと過ごしても、

辞めさえしなければ、歳費が支払われることは

ご存知なのであろう。

 

疑惑は疑惑であることは小生も認める。

しかしその他にも公職選挙法違反等は

間違いなく行われたことは事実である。

 

これだけでも河井あんり氏には

議員辞職を要求する。

 

しかし、現在の法律は、

本人らが疑惑を認め、

自主的に議員を辞職しなければ

歳費はこの間、ずっと支払われることとなる。

 

河井克行氏の場合、衆議院は解散があるものの、長くて残り2年余り。

河井あんり氏に至っては、解散がないため

最長で任期終了までの残り5年半余り歳費を貰い続けることが出来る。

 

この期に及んで、自民党の党費の無心をして、

議員の椅子に出来る限り長く居座ろうとしている

河井あんり氏を見れば、

まさか…。

が十分起こり得るのではないかと小生は懸念している。

 

疑惑報道後、年も越えた。

しかし、いっこうに姿を現そうとしない夫妻。

 

仕事をしないのであれば

議員の資格はない。

仕事が出来ない議員に税金を払う余裕もないし、その必要は全くない。

 

夫婦共々、

公の場に出て、納得のいく説明責任を果たすか、

議員辞職しか、

当選時に述べた

「頂いた自民党の一議席、決して無駄にすることなく、

皆さまのお役に立てる参議院議員になれるよう

努力することをお誓い申し上げます。」

と発言している

河井あんり氏の覚悟を果たすことは出来ない。

 

早く、お二人には

「覚悟の発動」を見せるよう

強く要求する。

 

ではでは。