広島政界裏話 河井克行氏・河井あんり(案里)氏編

河井夫妻を巡る数々の疑惑から事件へとなりました。小生は疑惑報道前から一貫して夫妻の問題を取り上げて来ました。夫妻の問題だけでは留まらず、各所に波及し始めています。司直には徹底的な捜査を期待し、夫妻には議員辞職を求めます。

(第125回)元県議会議長への強制捜査の意味。

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4月10日の中国新聞

 

昨年夏の参議院選挙を巡る

河井あんり氏陣営の公職選挙法違反事件。

 

自治体の首長や地方議員へ現金が配られていたのではないかとの疑惑。

昨日は、檜山俊宏元広島県議会議長

渡辺典子広島県議会議員の自宅や事務所へ

検察の強制捜査が入った。

 

河井あんり氏の

夏の参議院選挙期間中、

毎日のように事務所に出入りする

檜山俊宏氏の姿は目撃されていた。

 

また参議院選挙前後には、

檜山俊宏氏、河井あんり氏、河井克行氏を囲み、

檜山氏の関係者を集めた会合が、

檜山氏の選挙区近くの、とある会場で開かれていたとの話も

小生の耳には入っていた。

その中のメンバーには、

驚くような人物も参加していたとの話もある。

 

檜山俊宏氏の関係先への強制捜査は、

広島県政界内で、驚きと混乱を生んでいる。

昨日、第一報が小生の耳に届いた際は、

正直、小生自身も「まさか。檜山氏まで捜査が及ぶとは」

と驚きを持った。

 

檜山俊宏氏は、

同じく実力者であった

故檜山袖四郎広島県議会議員の子息で

当選11回を数える県議会内の重鎮である。

過去、父親と同じく全国議長会会長を務める等、

数々の要職を務め、

県内政界関係者の間では

名前を知らぬものはいない程の実力者である。

一言で言えば、広島県政界のドンであった。

 

広島県議会でも46歳の若さで頂点に登り詰め、

3期12年に亘り

県議会議長を務める等、

広島県内の関係者の間では

天皇と呼ばれる程、

恐れられ、また酸いも甘いも知る人物として有名である。

特に、檜山俊宏氏が県議会議長を務めている間は、

檜山氏の許可が出なければ、

広島県の施策の一つも前に進めることが出来ない

とまで言われていた。

 

過去、檜山俊宏氏を巡る数々の疑惑は、

今回の件に限らず、

噂として何度となく話題に上がっていたが、

これまで、直接司法の手が伸びることはなかった。

 

檜山俊宏氏へ強制捜査が及んだことは、

それだけ、政界関係者の驚きを生んでいるのである。

パンドラの箱を開けてしまったと

形容する人物までいる。

 

黒川検事長の定年延長問題等

今後の捜査への疑念を持たれている方も

少なくないと思うが、

檜山俊宏氏へ捜査の手が伸び、

また関係先へ強制捜査まで行われたことは、

裏返せば、

検察は手を緩めず、また本気で捜査を行っていること。

の証明になると感じている。

 

また、これまでの事情聴取とは違い、

自宅や事務所まで強制捜査が及んだことは、

何も事件と関係のない公職者に対し、

強制捜査を行うこと自体が異例中の異例であり、

検察の相当な覚悟が見て取れる。

 

そして検察は、

何らかの手堅い証拠のようなものを掴んでいることが

推測される。

 

広島県政界を揺るがす位の

大きな人物への捜査が進んでいることは、

事件の広範囲化や複雑化を表し、

そして何よりも

検察の覚悟を感じ取らずにはいられない。

 

まだまだ捜査には時間がかかることも

予想されるが、

どうか、検察の覚悟を信じて頂きたい。

 

そして、皆で、

検察の徹底的な捜査を支持して頂きたい。

 

ではでは。