広島政界裏話 河井克行氏・河井あんり(案里)氏編

河井夫妻を巡る数々の疑惑から事件へとなりました。小生は疑惑報道前から一貫して夫妻の問題を取り上げて来ました。夫妻の問題だけでは留まらず、各所に波及し始めています。司直には徹底的な捜査を期待し、夫妻には議員辞職を求めます。

(第153回)まだ諦めてはいけない。おかしいものはおかしいと言える力。

f:id:syouseihiroshima:20200710140239j:plain

 

河井あんり氏陣営の大規模買収事件。

検察は夫妻を起訴し、

被買収側の刑事処分は見送る方向であると

各メディアは報道している。

 

起訴後、会見した

東京地検特捜部、また広島地検は、

被買収側の処分について質問が及ぶと

「起訴すべき者は起訴した。」との回答のみであった。

何度質問しても、同じような答えで

被買収側の処分については

曖昧な答えに終始した。

 

検察の対応について、

メディアも世論も、

被買収側が刑事処分を免れていることに対し、

連日批判を強めている。

 

本日、広島県呉市議会では、

河井あんり氏陣営から

現金の提供を受け、

当初は否認し、報道後一転して認めた

土井正純呉市議会議員へ

辞職勧告決議を行い、全会一致で可決された。

 

法的拘束力はないとしても

議会として、不正は許されないと

はっきりとした意思表示を行う

こうした議会側の動きも

今後県内全域に広がることを期待する。

 

このことが、信頼回復のための

第一歩であることは間違いない。

 

また、捜査の原動力となった

市民団体は、検察に対し、

疑惑の買収リストを全面公開するよう働きかけるため

署名活動を始めている。

買収リストが公になれば、

検察が被買収側を処分しなければ

今後、リストに上がった人物らを

ひとりひとり告発する動きへの布石だと

小生は感じている。

 

検察は、地道に捜査を行い

先日やっと河井夫妻の起訴まで持ち込むことが出来た。

その頑張りには、心から敬意を表したい。

 

しかし、最後のところで

国民感情を敵に回すようなことになってしまっているのは

非常に残念である。

 

もちろん、検察側も

公に被買収側の刑事処分を行わないと

認めているわけでは無い。

 

再度、夫妻逮捕に結びついた

不正は許せないという思いを

我々が届け、検察をも動かす力になることが

大切になってくることは間違いない。

 

夫妻の問題は法廷の場へと舞台は動いた。

 

しかし、

政治への信頼回復のためには、

司法だけに任せることなく、

最後まで我々も今出来ること。

おかしいものはおかしいと言える力を

持ち続けていくことが大事だと

感じている。

 

 

ではでは。