（第169回）進む裁判。

昨年夏の参議院選挙を巡る

大規模買収事件。

地元議員や後援会関係者ら100名へ現金を渡したとして

逮捕起訴された河井夫妻の裁判が連日続いている。

河井克行氏は、この間

自身の弁護士を解任するなどして裁判は混乱しているが、

河井あんり氏に関する裁判は続き、

先月からは、地元議員や元首長らも出廷し、

現金の授受について認め、

「違法性の認識はあった。」等とする証言も出ている。

裁判の中で、

河井克行氏は、証人として出廷した秘書に対し、

ヤジを飛ばして非難し、不規則発言として注意を受け、

一方の河井あんり氏も、

議員の証言中に笑い、裁判長から注意を受けた。

夫婦揃って異常な状況であり、

これまで小生が行って来た数々の指摘が、

裁判を通し、目の前で行われるという稀有な裁判が続いている。

また口裏を合わせるために

「あれは無かったことで良いよね。」と

議員へ電話をかけたことも暴露される。

「二階幹事長から預かって来た。」と

発言し現金を渡してきた等々の証言も飛び出す。

公の裁判内で連日驚くべき数々の証言が出ている。

また時期裁判では

現金を渡されたとする

海徳裕志広島市議会議員が

その際の様子を録音していたことが判明し

裁判内での証拠採用を求める事態ともなっている。

また夫妻以外で逮捕された秘書の裁判では、

河井克行氏の指示で、パソコン内のデータ消去を行ったとの証言も飛び出し

少しずつではあるが、

河井克行氏、河井あんり氏の

事件の真相が明るみとなっている。

まだまだ、自民党側から提供されたとする

1億5000万円の使途や、

本当に夫妻だけで現金配布先を決めたのか等々

不明な点も多い。

また被買収側となっている議員らへ

なんの処分も無い状況も続いている。

少しずつ裁判を通し

異常な選挙の実態が連日明るみとなって来ている。

一日も早く

疑惑が全て解明されること。

また被買収側の処分についても

納得の行く結果が出るように

願わずにはいられない。

ではでは。