広島政界裏話 河井克行氏・河井あんり(案里)氏編

河井夫妻を巡る数々の疑惑から事件へとなりました。小生は疑惑報道前から一貫して夫妻の問題を取り上げて来ました。夫妻の問題だけでは留まらず、各所に波及し始めています。司直には徹底的な捜査を期待し、夫妻には議員辞職を求めます。

(第74回)資産報告の訂正は偶然か?

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河井あんり氏が当初出した選挙運動費用収支報告書の寄付の欄

 

河井あんり氏のウグイス嬢へ

法定の倍の日当を支払っていた等という疑惑が報道され、

夫である河井克行氏は、10月31日、法務大臣を辞任した。

 

大臣になると、大臣規範により

大臣なりが、地位を利用し不正な蓄財を行っていないか等

有権者の目を入れることで政治倫理を確立するべく

閣僚の資産公開が必要となる。

大臣を辞めた後であっても

大臣就任時の資産公開は必要とされていて

訂正等があれば、離任後も公開をしなければならない。

 

当初、大臣であった河井克行氏は、

資産を自身の自宅等で、739万円。

借入金を2,206万円と報告。

 

閣僚になれば、家族分も含め資産公開の対象となり、

妻である河井あんり氏も対象となる。

しかし、当初、河井あんり氏の借入金はないと公開していたが、

 

疑惑報道後、

全くの偶然なのか、

妻である河井あんり氏には、

借入金が2,900万円あったと

昨年11月29日に訂正した。

河井氏側は、記載漏れがあったとしている。

 

河井あんり氏が、

実際はまだ受理されていないが、

参議院選挙の選挙運動費用収支報告書によると

河井あんり氏が支部長を務める

自由民主党広島県参議院選挙区第七支部から

2,300万円の寄付を受け、

その原資で選挙戦を戦ったこととなっている。

 

実際、選挙と事前の政治活動による資金は別物であり、

政治活動で使った資金の収支報告書は

本年秋以降にしか公開されないため、

実際いくらの資金があり、総額いくら使ったかは

まだはっきりとは分からない。

 

過日触れているが(第72回)

小生は、河井あんり氏の選挙のために使ったであろう

金額は相当なものであったと推測され、

その出所が非常に疑問であるとした。

 

疑惑報道後、

一か月以上も経って

妻である河井あんり氏の借入金が

実は、2,900万円あったと訂正することは

全くの偶然なのだろうか。

普通、妻にいくらの借入金があるかということは

家族内であっても秘密の部分もあるのかもしれないが

金額も2,900万円と高額である。

忘れるということは普通では考えらえないと思うのだが。

 

疑惑が次々に明るみに出る中において

お金の出所の話なってはマズいとでも考え

取り敢えず、借入金が2,900万円余りあったとすれば

選挙資金の2,300万円の帳尻が合うと

考えたのではないかというのは

小生が勘繰りすぎているだけであろうか。

 

ウグイス嬢への日当買収や、

複数の議員へ現金を持参した。

また事前に報酬を約束し、

票の取りまとめ等で仕事を行った男性へ

報酬を支払った等々の疑惑で

お金の問題が多く噴出している。

 

お金の原資や

実際何にいくら使たのかを

河井克行氏、河井あんり氏には説明を求めたい。

 

ではでは。