（第115回）本丸は、河井克行氏。他の関係者への任意聴取は続いている。
昨年夏の参議院選挙を巡る
公職選挙法違反事件で、
河井あんり氏、河井克行氏の秘書が起訴された当日。
実は、
その他の人物らも検察の任意聴取を受けている。
当日午前、午後と
起訴された2名以外の
複数の陣営関係者が
任意聴取のために地検の中に入り、
地検前で取材を続けていたメディア関係者の間は
追加で逮捕者が出るのではないかとの憶測も流れたようである。
任意聴取を受けたのは、
その他の河井あんり氏や河井克行氏の秘書や
96万円の現金を受け取ったとされる男性である。
ウグイス嬢への日当買収だけであれば、
この日に起訴を行うために
新たな事情聴取は必要ないのではないかと
考えられる。
ウグイス嬢への買収以外にも
検察は捜査を続けているようである。
96万円が支払われたとされる男性に至っては、
河井克行氏から選挙手伝いの依頼を受け
現金10万円を渡され、
残り86万円は後日振り込まれているという。
河井克行氏が直接絡む疑惑である。
先般の起訴は、河井あんり氏の
連座制を問うものであり、
河井克行氏本人には手が届いていない。
今回の起訴だけでは、
河井克行氏は逃げ切ることが出来てしまう。
しかし、検察は
河井克行氏への直接の立件に向けても
引き続き捜査を続けているようである。
本当に心強い。
また、その他のスタッフへの報酬支払いや
元議員への買収についても
任意で聴取を続けている。
任意聴取を受けた関係者は、
数十人規模となっている。
小生が耳にしている買収疑惑は
ウグイス嬢への日当買収だけではない。
中国新聞が報じた現職議員への買収や
その他複数の運動員への支払い。
報道されている以外にも
まだまだ、まだまだ
金を至る所にばら撒いているのである。
だから小生は
初めから、この選挙は異常であり、
あり得ない選挙であったと指摘している。
河井あんり氏への連座制適応に向けては
検察が秘書を起訴し、
百日裁判を申し出ている。
後は司法に公明正大な審判を行って頂ければ、
河井あんり氏を辞職に追い込むことは出来る。
本丸は、河井克行氏である。
まだまだ時間がかかることも予想されるが、
この際
膿をしっかりと出し切るために、
司直には、
河井克行氏に対しても
徹底的な捜査を期待したい。
これまでの世論が、
夫妻の疑惑を許してはならないとの
検察の動きに繋がったのは確かである。
引き続き、皆で
この広島地検の動きを支持し、
応援していくことが、
今後の新たな事実解明への一歩にも繋がると
小生は信じている。
ではでは。
