広島政界裏話 河井克行氏・河井あんり(案里)氏編

河井夫妻を巡る数々の疑惑から事件へとなりました。小生は疑惑報道前から一貫して夫妻の問題を取り上げて来ました。夫妻の問題だけでは留まらず、各所に波及し始めています。司直には徹底的な捜査を期待し、夫妻には議員辞職を求めます。

(第142回)逮捕、立件は近い。

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6月14日朝日新聞一面

 

昨年夏の参議院選挙での

河井あんり氏陣営の数々の疑惑。

 

先週から、いよいよ夫妻を

買収容疑で立件かと永田町界隈が騒がしい。

明日国会が閉会となるが、

その直後に何らかの動きがあると

各メディアは警戒を強めている。

 

18日説や19日説が巷で噂になっているが

小生としては、今日現在まだ情報が錯綜しており、判断がつかないでいる。

立件が近いことだけは間違いなさそうである。

 

今月前半、広島地検に応援に入っていた

東京地検の検事ら数名が、一旦上京している。

最後の詰めの協議を上級庁と行ったと考えられている。

 

また先週中頃から

これまで検察の任意聴取を受け、

河井克行氏、河井あんり氏が現金を持参し、

受け取りを認めた者や突き返した者も含め

証言していた複数の議員らが

再度検察の事情聴取を受けている。

 

これまでの聴取で事実関係を認め、

サインも済ませており、

今後の聴取はないと考えられていた議員らが

再度、任意聴取を求められたことは、

検察側が、最後の確認の意味を含めての動きであったと考えられる。

それを裏付けるように

聴取時間は30分程度で終わった議員がほとんどであった。

 

証言した議員らの中には、録音、

映像で記録された議員もいることから、

検察側は、裁判でも証言がひっくり返ることがないように

慎重に捜査を進めていたことが窺える。

 

こうした中、これまでの検察の

任意聴取時の話が分かって来た。

各種メディアの報道等で公になっているが、

100人余りの名前が記載された買収リストなるものが

河井夫妻のマンションの家宅捜索で押収されている。

 

取り調べを受けた議員らは、

検察側は、金額までを把握しているようだったと証言。

このリストが根拠になっていると考えられる。

 

また検察は、すったもんだを繰り広げられ、

河井夫妻から押収した携帯電話(第99回、101回、104回、105回参照)。

また議員らからも押収した携帯電話(第119回参照)

の解析を進め、

メールでのやり取りや画像を復元し、徹底的に調べている。

また夫妻や議員から押収した携帯電話から

GPSを解析し、

何月何日何時何分から何分間、

何処で夫妻と会っていたはずだ

と日時場所まで特定し、聴取を進めている。

 

その他にも、任意聴取時の

様々な話が入って来てはいるが、

今後の捜査に支障があってはならないので

記述することは避けたいと思うが、

検察は綿密に捜査を進めていることは分かる。

 

こうした取り調べを受けた議員らは

最初は抵抗したが、

素直に取り調べに応じている者も多いとの話もある。

 

これだけの証言が揃って来ていることからも、

検察は立件に向けて自信を深めているようである。

 

その一方で、

任意聴取に徹底抗戦し、

一切認めない議員らも存在している。

こうした議員らへは、

現在も任意聴取が続いている。

既に10数回呼ばれている議員らもいるようであり、

裁判で全容解明が出来るかも

今後焦点となってくると考えられる。

 

素直に認めない議員らについては、

立件も視野に入れて捜査を進めるのではないかとの話もあり、

悪い奴らは徹底的に捜査するという

検察の気概を見せて頂きたいと思う。

 

14日に朝日新聞が立件近し。

そして2,600万円余りの買収額と報じたが

小生の耳には、それ以上の金額だと伝わって来ている。

リスト以外にも買収はあったのではないかと思っている。

 

また、大物政界関係者の聴取も行われたとの話も

小生の耳には入って来た。

 

今回の事件は

河井夫妻の買収だけに留まらず、

自民党本部からの原資1億5,000万円の解明。

またそれだけでも説明はつかないと小生は考えている。

 

検察には徹底的な捜査を期待し、

一日も早い全容解明が待たれる。

 

逮捕立件が近いことは間違いない。

今週も注目の一週間となるであろう。

 

ではでは。