広島政界裏話 河井克行氏・河井あんり(案里)氏編

河井夫妻を巡る数々の疑惑から事件へとなりました。小生は疑惑報道前から一貫して夫妻の問題を取り上げて来ました。夫妻の問題だけでは留まらず、各所に波及し始めています。司直には徹底的な捜査を期待し、夫妻には議員辞職を求めます。

(第165回)一転して認め出す議員ら。

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本年8月26日と昨年7月20日の佐藤一直氏のブログ。

 

昨年夏の参議院選挙を巡る

河井あんり氏陣営による大規模買収事件。

 

25日に行われた初公判内で、

小生も公開していた通り、

40名に及ぶ地方議員らへの買収も明らかとなり

その実名も裁判内で明らかとなった。

 

これまで、買収に関し、

ノーコメントを貫いて来た議員らも多かったが、

一転して、金銭の授受があったことを認め出す者も

現れ出した。

 

一転して認め出した者の中には、

捜査や裁判に支障があるため、

これまで答えることが出来なかったとしたが、

 

メディア等の取材で

ノーコメントではなく、

一貫して金銭の授受はない。

否認します。との発言を行っていた者もいる。

 

天満前三原市長や

児玉前安芸高田市長も

当初は金銭の授受さえないとしていたが

嘘をついていたことが公になり、

その後、辞職へと追い込まれている。

 

今回、認め出した者で

小生が非常に悪質だと感じている議員も数多く存在している。

 

その中の一人、

広島県議会議員の佐藤一直氏について綴ってみる。

 

25日の初公判では、

検察側は、冒頭陳述内で、

 

「佐藤一直県議は、広島市中区選挙区選出の広島県議会議員を務めており、被告人あんりとは県議仲間であり、平成21年の広島県知事選挙において被告人あんりの選挙応援を行っていたところ、被告人克行は、令和元年6月17日頃、被告人あんりの選挙事務所において、佐藤一直県議に対し、被告人あんりのポスターや選挙はがき等を渡すなどして本件選挙での被告人あんりへの支援を依頼した上、本件選挙における投票及び選挙運動の報酬として、現金30万円を供与した。」

 

と述べている。

 

佐藤一直氏は、

買収が明らかになると、

 

「昨日の初公判で名前が挙げられました。まずは皆様には、ご心配ご迷惑をおかけしていることをお詫び申し上げます。

今日の中国新聞朝日新聞にもコメントを載せている通り、後日返却しましたが、強引なやり方であったとはいえ、「受け取って・受け取らない」の押し問答を回避するために、一旦受け取ってあとで返すことを選択してしまったことを後悔しています。また、毅然と断ることをしなかったので、今さら被害者面をするつもりもありません。

今後は検察側から、このときの状況を裁判で話して欲しいとのことなので、証言者として協力することになると思います。そのため、初公判で正式に名前が挙がるまでは、色々と影響が出るので発言は避けて欲しいと検察側からありましたので、公表がこのタイミングとなってしまって申し訳ございませんでした。

全ての裁判が終わってからもまたお話したいと思いますが、この時点での説明責任を果たすべく、ご報告させていただきました。よろしくお願い致します。」

 

と自身のブログを更新し、綴っている。

 

しかし、他の被買収側と明らかに異なることは、

夫妻が被買収側を訪問し、

現金を持参して、無理やり置いていったのではなく、

自らが、

河井あんり事務所に出向き、現金を受け取ったことにある。

 

本当にいけないお金だと思ったならば

その場で置いて帰れば良いだけである。

 

更には、これまで、

ノーコメントではなく、

自身の名前が何故出ているのか疑問。

明らかに金銭を受け取っていない。否認するとまで述べ

嘘を吐き続けて来た事実は間違いない。

 

また実は、

佐藤一直氏は、

自身のブログ内で、

参議院選挙前後に亘って、

河井あんり氏を応援していることを

連日に亘って綴り、

参議院選挙投票日の前日に至っては、

自身は、河井あんり候補に投票して来たとまで綴り、

河井あんり氏を全面的に応援していた。

 

この河井あんり氏を応援していたブログは、

被買収側が次々に明らかになる前に

こっそりと消去され、無かったものとなっている。

 

小生は、

どうやら佐藤一直氏にも

現金が渡ったようだとの情報を掴み、

事前に証拠として残しておいた。

 

自身が出向き、供与を受け、

その後、平気な顔をして

河井あんり氏を全面的に応援。

 

確かに返金はしたのかもしれないが、

違法な金を配る候補者に投票し、

そして暗に、自身の後援者に投票依頼を行っている事実がある。

 

リストの存在が明らかになると

各メディアの取材にも

検察側からの依頼という逃げの口実を使い、

否認を続け、

 

公になると、参議院選挙中の一切の、

その証拠ブログは削除して、

無かったものとしようとしている。

 

被買収側の中でも

この佐藤一直氏の言動は、

特に小生は、悪質であると感じている。

 

未だに、

買収の事実さえも、ノーコメントを続ける

議員らがいることは、何ということであろうか。

 

過去にも触れたが、

被買収側の起訴は見送るとの報道もある中、

やはり、金額や、供与回数。

また受け渡し場所等を勘案し、

悪質な者は、立件すべきだと小生は感じている。

 

今後、住民団体等が

被買収側も立件に向けて告発する動きがあるようである。

小生もこの動きを支持したい。

 

こうした事件が

二度と起きることが無いように

買収側、被買収側を含め

徹底的な真相解明が求められる。

 

ではでは。