（第36回）司直の手に委ねるしかない。
昨日、地元紙が
河井あんり氏が、参議院議員の立候補予定者として
自民党の公認候補が決まった後、
複数の県議会議員に現金を持参していたのではないかとの
報道がなされた。
一方の河井あんり氏は、
「公選法に抵触することは一切していない。」
とこたえている。
この問題が質問され、
全国ニュースでも報じられることとなっている。
あくまで疑惑であるが、
わざわざ返金した議員が、
持ってきたと嘘をついても
なんのメリットもないことから、
現金を持参してきたという話は
事実ではないのかと推測されるし、
各方面で憶測は広がっている。
この手の買収の話は、
当事者同士が密室で行われる場合が
ほとんどであり、
渡した側、また渡された側からの
証言がなければ、
なかなか立証は難しい。
地元誌も相当な覚悟があって
記事にしていると感心する。
河井あんり氏は、
統一地方選挙の前後、
自身を応援する議員
またおそらく応援してはくれない議員を含めて
また市長や町長等の首長や地方議員に
選挙事務所で貼られる為書きを持参しながら
（※為書とは、祈る必勝等と書かれた選挙事務所で貼られる激励のビラ）
本人自身が挨拶廻りを行っている。
このままでは、
現金を持参さえされていない
全くの潔白の議員までもが
一度は河井あんり氏の訪問を受けていることから
あの議員は受け取っているのではないのかとの
疑惑の対象となってしまう。
本当に巻き込まれて嫌な思いをしている
真面目に政治活動をしていた議員も
複数いるのではないかと推測される。
また、実は
現金を受け取っている議員にしてみれば
これはまずいことになったと
苦悩している議員もいるのかもしれない。
河井あんり氏の疑惑が
本人ひとりの疑惑だけで
済む話ではなくなってきている。
河井あんり氏は一日も早く
数々の疑惑にこたえる責任がある。
そして、この手の話が出た以上は
「公選法に抵触することは一切していない。」
だけでは、誰も納得できない。
また疑惑とは言え、
説明だけですべてが解明するとも考えられない。
先日出された、
運動員への買収疑惑に対する告訴状の
受理の可否もまだ分からないが、
複数の疑惑に対して
司直の手によって解明する時期に
来ているのではないかと思う。
まだ河井あんり氏、河井克行氏は
公に姿すら見せない。
国民が納得できる説明を行い、
疑惑を払拭するため
お二人には行動して頂きたい。
ではでは。
