広島政界裏話 河井克行氏・河井あんり(案里)氏編

河井夫妻を巡る数々の疑惑から事件へとなりました。小生は疑惑報道前から一貫して夫妻の問題を取り上げて来ました。夫妻の問題だけでは留まらず、各所に波及し始めています。司直には徹底的な捜査を期待し、夫妻には議員辞職を求めます。

(第38回)適切な対処をお願いしたい。

河井克行氏の法務大臣時代の

スピード違反疑惑は、

全国的な批判へと広がっている。

 

小生が知る

警察関係者に話を聞くと

総理大臣や海外からの国賓や要人。

政党の代表者や大臣のような役職者は警護対象者と呼ばれ、

警視庁警備部警護課の警察官が要人警護の任務に従事する。

また大臣が地方視察や地元への帰省の際は、

所管する警察本部の警護課の警察官もこれに加わる。

これらの警察官が通常警護官SPと言われる人物となる。

 

今回の場合、

河井克行氏が乗る車に

警視庁の警察官が同乗し、

後方を広島県警の警護の車が付き

その警護車に複数の広島県警の警察官が乗り込み警護を行っている。

 

警護車は要人を警護するためについているのであって

通常のパトカーのように

速度取り締まりの測定器のようなものは配備されていない。

 

速度の取り締まりは、

オービス等を除き、

速度測定を行った上での検挙となることから

今回の場合、

その場で検挙することは出来ず、

後程注意を入れることが精一杯だったのではないかとのこと。

 

また、警護中の警察官は、

大臣が会場に入れば、会場内を警護し、

立ち寄り先にも、別の警察官を配置し、万全の警備を行う。

自身がトイレにいくようなことも憚れるくらいに警護任務を行い、

時には身を挺してでも要人を守り警護を行う。

 

また要人が出来るだけ狙われないように

細心の注意を払う必要があり

今回の場合、大臣が乗る車を

停車させれば、それだけスキや危険が増えることから

そういったことも難しいようだ。

 

 

任務についていた警察官は、

疑惑ではあるが、

目の前で河井克行氏に違反が行われていても

身を挺して河井克行氏を守らねばならないという任務が優先され、

逆に悔しい思いをしたのではないか。

正義感がある警察官だったからこそ

注意を行ったのではないかとも考えられ、

あまりにも不憫で、河井克行氏に対して怒りすら沸く。

 

疑惑が事実であれば、

任務をただ全うされた警察官は

対応に困り、注意しか出来ずに

本当に気の毒なことである。

 

今回第二弾の週刊誌報道を受け、

河井克行氏が乗った車が

河井克行氏の指示のもと

法定速度を大幅に上回るスピード違反が行われていたのではないかと

参議院予算委員会でも問題が取り上げられた。

立憲民主党の福山議員の質問に答える形で

武田国家公安委員長

広島県警本部にて事実確認し、

それに基づいて

適切に対処するものと承知している」

とこたえている。

 

週刊誌によれば

広島市安佐北区の会場から山県郡北広島町への移動の際

スピード違反が行われたとのこと。

 

前の会場にも警護のための警察官はいて

次の会場にも警護の警察官はいる。

また各会場には、多くの参加者もいたはずである。

各会場の河井克行氏の入退室の時間を調査すれば

違法なスピードを出さなければ移動できないという捜査は

行えないこともないのではないのか。

 

武田国家公安委員長は同時に

「速度違反の成否は

同乗者の有無や用務に影響されない」

「どんな人物が乗っているかにより

左右しない」

とこたえている。

 

確かに現行犯で違反を取り締まれなかったのかもしれない。

しかし、当時現職の法務大臣が行った違反行為である。

国民からも特権階級だから見逃された事案ではないかとの

疑いの目が向けられている。

広島県警は、広島中央警察署での盗難事件の未解決の問題等

広島県民の厳しい目も感じているだろう。

 

どうか、国家公安委員長が発言したように

広島県警本部にて事実確認し、

それに基づいて適切に対処して頂きたい。

 

またその他の疑惑に対しても

司直の手を入れる段階まで進んでいるように思う。

名誉挽回である。

どうか、広島県警にも厳しい目での捜査を期待している。

 

また河井克行氏に対しては、

疑惑が事実であるとするならば、

自身は大臣だから、多少のことは許されるという

甘えがなかったであろうか。

 

こちらの弁明も是非

河井克行氏には聞いてみたいものである。

 

が、

河井克行氏も、河井あんり氏も

姿を見せる気配すらない。

 

一日も早い

数々の疑惑の解明を待つばかりである。

 

ではでは。