(第163回)明日から裁判。
昨年夏の参議院選挙を巡る
河井克行氏、河井あんり氏による大規模買収事件。
いよいよ明日から東京地裁で裁判が開始される。
夫妻は、現金提供については大筋で認めているものの、
買収の意図については否定し、
全面的に争う方針。
公職選挙法違反の買収罪の成立には、
票の取りまとめの趣旨等があったかが焦点となる。
河井克行氏、河井あんり氏は、
現金の提供は大筋で認めているものの、
買収の意図ではない。
通常の政治活動の一部と主張する模様だ。
こうした現金の授受に関しては、
政治資金規正法上、
政治団体間の寄附として処理することは可能である。
しかし、この場合、領収書を添付した上に
政治資金収支報告書への記載義務が発生する。
しかし、現金を提供された議員らは、
領収書を求められなかった証言している。
政治資金収支報告書の記載内容に誤りがあり
記載漏れだったと主張すれば、
誤りに対しては罰則がなく、
意図的な虚偽記載、虚偽不記載でなければ逃げ切れることとなる。
こうした状況から
河井克行氏、河井あんり氏は
買収の意図ではないと主張し、逃げ切りたい考えが透けて見える。
しかし、自身の後援会関係者への現金提供もあり、
買収の意図が無かったという主張が
素直に認められることはないものと
小生は確信している。
以前に買収リストを公開したが、
明日の裁判以降、何らかの形で
被買収側の名前も今後公になってくるものと思う。
小生のコメント欄で
買収リストの真否を問うコメントも
実は多数頂いている
これに伴って、このブログのこれまでの真否について
疑いを持たれている方も少なからずいる。
小生は、このリストに自信持っているが、
今後、公になれば、
小生がこれまで綴って来た内容に
嘘偽りがないことをお分かり頂けるのではないかと
考えている。
実は、買収リストと共に
河井克行氏、河井あんり氏の
参議院選挙期間中に限らず、
その前後の数百ページに及ぶ
夫妻の日程表も小生は手に入れている。
この日程表と照らし合わせて
小生なりに
被買収側の名前や提供場所、日時が
合致していることも確認出来ている。
その一部を公開させて頂く。
後援会関係者や地方議員のもとへ
一日に何件もはしごし、
現金をバラ撒き続けた実態が
お分かり頂けるかと思う。
数百ページに及ぶ日程表の中で
至る所で様々な名前を確認することが出来る。
検察側も、買収リストや行程表。
携帯電話や河井夫妻の移動した車でのGPSの解析等により
慎重に綿密に捜査を行ってきたのだと
小生は感じている。
ここまでの選挙違反を繰り返しておきながら
未だに裁判では全面的に戦おうとする
夫妻の気持ちが
小生には全く理解出来ない。
明日からいよいよ裁判が始まる。
法務大臣までも務めた者であり、
かつ過去類を見ない程の
悪質な大規模買収事件である。
一日も早く
全ての真実が洗いざらい解明されることを
祈るばかりである。
ではでは。