広島政界裏話 河井克行氏・河井あんり(案里)氏編

河井夫妻を巡る数々の疑惑から事件へとなりました。小生は疑惑報道前から一貫して夫妻の問題を取り上げて来ました。夫妻の問題だけでは留まらず、各所に波及し始めています。司直には徹底的な捜査を期待し、夫妻には議員辞職を求めます。

(第15回)政務活動費不正受給

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激戦を制し、当選を決めた翌日、

メディアの取材に対して

 

「他の候補を応援されている方も

いらっしゃるだろうから

その方々にも信頼される政治家になりたい」

 

と抱負を語った、河井あんり氏。

 

その翌日の地元紙に

広島県議会議員時代に、

政務活動費を搾取していたことが

記事に載った。

 

過去非常に話題となった

号泣県議や富山市議会、神戸市議会等々

政務活動費の不正受給で辞任に追い込まれている議員は少なくはない。

今回の事件も、同様だと思うがいかがだろうか。

 

事件の内容は、新聞報道にもあったが、

詳しく説明すると

 

河井あんり氏、

また夫で衆議院議員河井克行氏は

共同で事務所を使用している。

 

夫婦で一つの事務所を使用となると

公私混同や、会計管理の煩雑に繋がる恐れもあるとは思うが、

ここに違法性はない。

 

夫婦で一つの事務所を使用するにあたって

実際の不動産会社との契約は、夫、克行氏の政治団体が行っている。

 

夫、克行氏の政治団体が家賃を一括して払い、

夫婦で事務所の家賃を折半するため、

夫、克行氏に対し、妻である河井あんり氏が

その使用料を支払うという契約書類を作成し

政務活動費を請求する根拠として

広島県議会に契約書類の写しを提出している。

 

河井克行氏、河井あんり氏の事務所は、

広島市安佐南区安東2‐1‐22にある。

安佐南区内の不動産業者(※この不動産管理会社に非はない)が仲介に入り

選挙区内の男性(※この男性にも非はない)から、

一階と二階を借りていた。

 

一か月の家賃として、

一階部分が、月18万円。

二階部分が、月5万円で合計23万円。

 

一括して、夫の河井克行氏が支部長を務める

自由民主党広島県第三選挙区支部」が支払うが、

 

家賃23万円の二分の一の11万5,000円を夫、克行氏の政治団体で払い、

残り半分の11万5,000円を、河井あんり氏が払うこととなっている。

 

広島県議会の定める政治活動費に関して、

事務所家賃は半分の支払いを認めることとなっているため、

 

家賃の残り四分の一の5万7,500円を

河井あんり氏の政治団体「あんり・未来ネットワーク」が負担。

 

また残り残り四分の一の5万7,500円を

河井あんり氏個人(個人負担は、政務活動費で処理)が負担していた。

 

広島県議会に対し、

政務活動費を請求するため、

河井あんり氏は、夫、克行氏の政治団体から

領収証を発行して貰い、これを証明として提出している。

 

ここまでは、違法性はない。

 

しかし、

昨年6月末には、

二階部分は必要なくなったということで、

契約を解除している。(一階部分はこれまで通り使用)

すなわち5万円分、全体の家賃は下がったこととなる。

 

となれば、政務活動費として受け取る金額は、

1万2,500円安くならなければならない。

 

二階部分の家賃負担がなくなった

昨年7月から、

広島県議会議員を務めていった本年4月まで

毎月、継続的に

1万2,500円を不正受給していたこととなる。

 

しめて、総額12万5,000円である。

 

少額だから許されるという風潮も在りはするが、

このまま県議会議員をもう一期四年続けていたと仮定すれば、

60万円が上乗せされ、

総額72万5,000円となる。

 

河井あんり氏は、地元紙の取材に対し、

事務的ミスと答えている。

 

夫婦間で、政治資金の管理が煩雑になっていたことは明白。

互いの事務所、双方が金額を間違う等、常識では考えられない。

税金を受け取っている認識がない。

 

ただの事務的ミス。

国会議員になって、また修正申告を行えば

無罪放免となっている現状にも大きな憤りを覚えている。

 

地元紙の取材がなければ、

このまま放置していたことは明白である。

 

今回は、河井あんり氏の

広島県公金からの政務活動費搾取であるが、

 

その他にも、これまで

夫、克行氏の政治団体政治資金収支報告書

2015年からの3年間で、総額2,000万円を超える

収入の未記載も発覚している。

 

こちらは、額も額である。

 

夫婦揃って、政治資金、税金の扱いについては

息もぴったりなようである。

 

またこれらの事件に対して、

これまた息がぴったりなようで

公式な謝罪はない。

 

「他の候補を応援されている方も

いらっしゃるだろうから

その方々にも信頼される政治家になりたい」

と河井あんり氏は、語った。

 

信頼は失墜したと言えるが、どうだろうか。

 

河井あんり氏の今後の言動を期待する。

 

ではでは。