(第158回)選挙で悪いことをしたような人がですね、国会に行った後、本当に良いことが出来るはずがない。
昨年夏の参議院選挙を巡る
河井あんり氏陣営の公職選挙法違反事件。
公設秘書らの裁判も行われ、
河井克行氏、河井あんり氏らの選挙の実態が
次々に明るみになり、
連日、国民の怒りは倍増している。
今から30年ほど前の1993年(平成5年)、
当時広島県議会議員だった
河井克行氏は、旧広島1区の
衆議院議員選挙(7月4日公示、18日投開票)へ初挑戦した。
当時の選挙は、
金丸信氏の脱税事件の初公判を
投票日の4日後に控え、
政治と金の問題もクローズアップされていた。
新党ブームが起こり、
細川連立内閣が発足し、
55年体制の終焉の選挙なった。
その総選挙に
河井克行氏は、当時若干30歳で
自民党公認で出馬した。
ちなみに、この時の選挙で初当選を果たした議員らには、
安倍晋三総理、岸田文雄自民党政調会長、小池百合子現東京都知事や
河井克行氏は、
旧広島1区で8人が戦う激戦で6位となり
初陣は落選となった。
敗戦の弁を述べる河井克行氏は
メディアへのインタビュー内で
政治と金の問題で自民党に対し、
厳しい判断がなされたこともあり、
次のように発言している。
「我が陣営の選挙戦については、
人様から後ろ指を指されるような
悪いことは全くしておりませんし、
悪いお金も一銭も使っておりませんし。」
「選挙で悪いことをしたような人がですね、
国会に行った後、
本当に良いことが出来るはずがない。」
落選は不徳の致すところ。
しかし悔いのない選挙を戦えた。云々。
過去、河井あんり氏も
当時の広島県知事へ
政治と金の問題で追及した際に、
「私がもし広島県知事でしたら、
恐らく辞職をしています。
男らしくしなさい、これだけです。」
云々の発言をしている。
ご夫婦揃って
過去の自身の発言をどのように
感じておられるのか。
是非聞いてみたい。
ではでは。