広島政界裏話 河井克行氏・河井あんり(案里)氏編

河井夫妻を巡る数々の疑惑から事件へとなりました。小生は疑惑報道前から一貫して夫妻の問題を取り上げて来ました。夫妻の問題だけでは留まらず、各所に波及し始めています。司直には徹底的な捜査を期待し、夫妻には議員辞職を求めます。

(第89回)頂きましたが、違法ではありません。

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週刊文春自民党本部から参議院選挙対策のために

河井克行氏に7,500万円、河井あんり氏に7,500万円を振り込んでいたと報じた。

 

この報道を受け、

河井あんり氏は、

「頂きましたが、違法ではありません。」

と事実関係を認めている。

確かに違法ではない。

しかし、いったん河井克行氏に振り込んで

迂回させた形で河井あんり氏への送金。

後ろめたさはあったことは推測される

 

また自民党関係者は一様に

通常の10倍にも及び、

異常な金額であると驚きの声が上がっていることは、

報道等で皆さんもご承知のことであろう。

 

政党助成制度というものがある。

総務省のホームページには、

国が政党に対し政党交付金による助成を行うことにより

政党の政治活動の健全な発達及びその公明と公正の確保を図り、

もって民主政治の健全な発展に寄与することを目的とした制度。

と記してある。

 

国民一人当たり、コーヒー一杯250円分を

政治の発展のために使い、

企業献金等を禁止し、金権政治の打破を目指すために

設けられて制度である。

しかし、現在の所、当初目指した企業献金禁止等には至っていないのは

皆さんの知る所であろう。

 

自民党への税金が原資の政党交付金

2018年は、174億円あまり。

自民党の収入全体は263億円で

およそ税金が原資の

政党交付金が3分の2余りを占めることになる

 

河井あんり氏は

報道のインタビューに

「頂きましたが、違法性はない」

と答えたように確かに違法性はないが、

その原資が我々の血税であるという自覚を持ったような

答え方ではなかったように小生の目には映った。

 

過去広島県議会議員時代

当時の地元の広島県知事に政治資金を巡る疑惑が出た際、

河井あんり氏は、広島県議会定例会(2005年12月12日)で

以下のように発言している。(第45回参照)

 

「政治資金について、この法律ではまず、次のように規定しております。

『民主政治の健全な発達を希求して拠出される国民の浄財』、この言葉の前に、私たち政治家のすべてはこうべを垂れなければなりません。私たちの生活費、活動費は、国民の税金によって賄われています。政治資金を受けるということは、さらにその上に、国民の浄財をいただくということなのです。」

 

この発言を思い出して頂きたい。

こうべを垂れる様子もなく、居直っているように見えたのは

小生だけであろうか。

 

お金を巡る数々の疑惑が噴出している。

自民党から流れた巨額の資金が

数々の疑惑のために使用されたのかもしれないとの憶測もよんでいる。

 

税金の使われ方にも繋がる

お金の問題である。

 

その原資や使用用途についても

徹底的な捜査が待たれる。

 

ではでは。