広島政界裏話 河井克行氏・河井あんり(案里)氏編

河井夫妻を巡る数々の疑惑から事件へとなりました。小生は疑惑報道前から一貫して夫妻の問題を取り上げて来ました。夫妻の問題だけでは留まらず、各所に波及し始めています。司直には徹底的な捜査を期待し、夫妻には議員辞職を求めます。

(第160回)政治資金の出入りは完全にガラス張りにしなければなりません。

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昨年夏の河井あんり氏陣営による

公職選挙法違反事件。

そして大規模買収事件。

 

自民党本部から

河井あんり氏陣営には、

通常の自民党候補の10倍となる

1億5000万円の

政治資金が投入されたが

その決定は誰が行ったのか。

どのように使われたのか。

今のところ、全てが謎である。

 

少なくともそのうちの

1億2000万円が

我々の血税が原資となる、

政党交付金であることが分かっている。

 

実際に、お金に色がついていないことから

買収資金等が、

この政党交付金から出されていたかどうかの

立証は難しいのかもしれないが、

間違なく言えることは、

多額の金を疑惑満載の河井夫妻へ提供したことへの

自民党本部の関与や意図を

明確にしなければならない。

 

また安倍総理や二階幹事長

官房長官も何度も広島入りし、

河井あんり氏を熱烈に応援した。

 

この肩入れの事実についても

説明責任が必要なことは間違いない。

 

また当初、自民党の二階幹事長は

1億5000万円の政党交付金を含むお金について

自民党の党勢拡大のために

広報誌を複数回県内全域に配布するための費用として使われた」

自民党公認会計士がきちんとチェックしている」

と発言。

 

しかし、一週間後には、

「党として1億5000万円の使用用途について

承知していない」

と発言を180度変え、

知らぬ存ぜぬの対応となっている。

 

一体誰が、巨額の金額の交付を決めたのか。

謎はまだ解明されていない。

 

しかし、

河井克行氏が、安倍総理のもとを訪ねた後に

毎回巨額の金額が振り込まれているという謎だけは残っている。

 

安倍総理は、事ある毎に

「責任は私にある」と言いながら

実際に何か目に見える形で責任をとったことはないと

国民の目には映っている。

 

また、安倍総理

安倍晋太郎自民党幹事長の後継として

衆議院選挙出馬前に

会報誌に寄せた寄稿文には、

政治資金制度の改革と題し

以下のように記している。

 

「政治資金の出入りは

完全にガラス張りに

しなければなりません。」

 

また、

「政治家個人中心の集金から

政党中心の集金に変え、

政党に対しては公的資金の助成を行うべきでしょう。

こうしたことによってこそ、

政治資金を提供することによる

見返りの可能性をなくし、

腐敗と訣別することが出来ると

確信しております。」

 

今回の多額の資金提供。

国民の血税が入った

政党助成金に対し、

ガラス張りに出来ているのだろうか。

 

自民党総裁として、

ご自身の過去の発言のように

国民の納得の行く説明を

どうかお願いしたい。

 

また政党に対する公的資金の助成が

腐敗と訣別出来ず、

逆に買収という結果を生んでしまったことを

どのようにお考えか。

 

総理自身の決済なく

1億5000万円ものお金が

簡単に右に左に動かせるのであれば、

先ずは自民党のその体質を

改革する方が先ではないだろうか。

 

初心を思い出し、

是非、

政治資金のガラス張り。

腐敗と訣別する態度を

目に見える形で

実現して頂きたいものだ。

 

ではでは。