広島政界裏話 河井克行氏・河井あんり(案里)氏編

河井夫妻を巡る数々の疑惑から事件へとなりました。小生は疑惑報道前から一貫して夫妻の問題を取り上げて来ました。夫妻の問題だけでは留まらず、各所に波及し始めています。司直には徹底的な捜査を期待し、夫妻には議員辞職を求めます。

(第28回)河井克行法務大臣が辞任

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河井克行氏が法務大臣を辞任。と地元紙が号外を出した。

 

週刊誌に掲載されるという緊急情報を

30日に小生は書いた。

 

予定通り、10月31日に週刊文春

河井克行氏が深く関与し、

河井あんり氏が参議院選挙で行ったとされる

ウグイス嬢への違法買収疑惑と

夫である、河井克行氏の有権者への贈答品を配るという

公職選挙法違反疑惑。

高速道路を違法スピードで走る、道路交通法違反疑惑等が

掲載された。

 

河井克行氏は、

法務大臣を辞任するという

覚悟の発動を行われた。

 

辞表を提出後、

マスコミの囲み取材に対し、

 

「週刊誌記事は、私も妻もあずかり知らぬところ。

法令に則った政治活動、

選挙活動を行ってきたと信じている。」

 

「政治家としてではなく、

法務大臣として、

法に対する国民の信頼に疑義が生じかねないことに

責任をとるもの。」

 

「法務、検察に対する

国民の信頼を守るために、

私は法務大臣を辞める。」

 

「国民の信頼を損ないかねないことが起きた時には、

ためらうことなく

自ら辞する覚悟を持ち続けて来た。

今、その覚悟を発動するべき時と考えた。」

 

等とこたえている。

 

疑義が生じただけで、

大臣という大変重要な役職を自ら放棄するのだろうか。

 

事実無根であるならば、

週刊文春を相手取り、名誉棄損で訴えれば良いだけである。

 

辞めることが、法務行政の信頼を守ることに

本当に繋がるとお考えなのだろうか。

 

一般的には、辞めることが

逆に疑義を深め、何かあったのではないかと

勘繰ることに繋がるように

小生は考えるが。

河井克行氏は違う考え方のようである。

 

また、当日午前9時から、

参議院法務委員会の質疑が大臣出席のもと

行われる予定となっていた。

 

今回の台風被害も相当なものである。

これらの自然災害等の対策にも

法務省もかかわっていくと決断された

河井克行氏である。

 

大臣を辞することで

委員会が開けなくなることは、容易に想像がつく。

 

何より復旧復興を急ぐこの時に

あくまで河井克行氏は、疑義だと述べているのにも関わらず、

 

委員会を流会にしてでも

疑義に対する責任を取らなければならないのかと

疑問にも思う。

 

百歩譲って、

河井あんり氏の買収疑惑に対しては、

あずかり知らぬところで、

調査が必要という発言を受け入れたとしても、

 

その他の疑惑に対しては

すぐに答えが出ると思うのだが。

 

河井克行氏に届いた

ジャガイモなりマンゴーなりを

事務所関係者が勝手に有権者へ配るということが

まかり通るのか。

 

一般的に、本人に届いた贈答品は

送り主にお礼を言う。

小生も贈答品が送られれば、送り主に対して御礼を言う。

 

もちろん河井克行氏が知らないと述べているのではないが、

届いたことを知らないはずはない。

 

時の農林水産大臣からの贈答品である。

河井あんり氏の選挙応援にも

来られるような方からの贈答品を

知らない間に、事務所関係者が処分することは

普通考えられない。

 

これは、食べることがないから

〇〇さんへ届けてくれ。

そんな指示をしているのではないか

と普通は考える。

 

指示をしていないのであれば、疑義ではなく

はっきりと否定すればよい。

 

処分を頼んだが、

有権者に対して持って行って欲しいとは

発言してないという詭弁はまかり通るかもしれないが。

 

言わずもがな、

頂き物を、そっとお裾分けした。

お裾分けした位のことと思われるかもしれないが、

これは、明確な寄付行為となる。

 

お裾分けが、現金だったらどうか。

高価なものだったらどうか。

また実際は、お裾分けではなく、

ご自身で買ったものだったらどうか。

証明は出来ない。

だから金額の大小等にかかわらず、

寄付行為は禁止されているのである。

 

 

しかしもう一方の、

道路交通法違反疑惑の否定は簡単である

河井克行氏本人が同乗していれば

分かる話である。

 

事実と違うのであれば、

こんなものは、はっきりと否定出来る

簡単な疑惑である。

 

大臣を辞されたことで

逆に疑義を生む。

そんなことが分からない大臣であったと

自分自身の評価を下げてしまったように思う。

 

しかし評価できることは、

法務行政の信頼のため

大臣を辞するのであって

政治家として責任をとるのではないと

はっきりと明言されたことである。

 

小生は、非常に感銘を受けた。

 

今回の辞任は

法務行政のためのもの。

 

もし、疑惑が事実とされた場合は、

今度は、政治家として

責任を取ると言われたものだと小生は理解した。

男の覚悟を見たような気がしている。

 

政治家としての責任は、

最終的には、職を辞しての責任の取り方しかない。

そう皆さんも理解されたと思う。

 

忘れてはならないことは、

あくまで疑惑である。

 

はっきりと否定され、

疑惑が晴れることを小生は祈っている。

 

そして、はっきりと否定されるためには、

出版社に対し、

名誉棄損で訴える位の行動を行って頂きたい。

 

過去、秘書への暴行疑惑が出た際、

出版社を訴えるようなことは

されていないようである。

 

河井克行氏にとってみれば、

今回は、法務大臣という役職まで

奪われた根も葉もない疑惑であろう。

 

はっきり潔白であることを証明して頂き、

また本当にあずかり知らぬことであったとしても

調査により、万が一にでも

潔白でなかった時には、

しかるべき対応を取られるものであると

小生は信じている。

 

潔白か否か。

どのような調査結果が出ようとも

河井克行氏が明言した、

「覚悟を発動」

して頂きたいと思う。

 

ではでは。