広島政界裏話 河井克行氏・河井あんり(案里)氏編

河井夫妻を巡る数々の疑惑から事件へとなりました。小生は疑惑報道前から一貫して夫妻の問題を取り上げて来ました。夫妻の問題だけでは留まらず、各所に波及し始めています。司直には徹底的な捜査を期待し、夫妻には議員辞職を求めます。

(第30回)ナントカ砲の議論

週刊誌報道を受けて

河井克行氏が法務大臣を辞任した。

 

辞任した10月31日、当日は、

午前9時から

参議院法務委員会が大臣出席のもと行われる予定であったが、

この法務委員会は流会となった。

 

委員会では、

ジャーナリスト出身の有田芳生参議院議員等が

質問に立つ予定であったが、

流会となり、質問も行われなかった。

 

疑惑隠しをおこなったのかと

勘繰られてもしかたないのかもしれない。

 

菅原一秀経済産業大臣の疑惑や

この度の河井克行氏の辞任を受けて

国会は空転。

すべての委員会審議がストップした。

 

台風被害からの早期復旧復興。

大学入試に導入予定だった英語の民間試験の延期問題。

日韓の問題や米中貿易問題等々

国会で審議しなければならない問題は山積している。

 

河井克行氏、河井あんり氏は

自身の問題が、

国会を空転させ、

それによって日本中にどれだけの迷惑が掛かっているのかを

しっかりと自覚して頂きたい。

 

もちろん、与野党両者とも

審議拒否等ではなく、

正常な国会運営に出来るだけ早く戻して頂き、

様々に議論を重ね、

河井氏らの疑惑の問題もあわせて

しっかりと国の課題に取り組んで頂きたいと考える。

 

また週刊文春の発売日当日は、

広島県知事をはじめ、

広島県の主要幹部が上京し、

毎年、春と秋の年2回行われる

広島県の国へ対する施策、予算要望の会も行われていた。

もちろんこの要望の会は、

昨年の豪雨災害からの復興の要望等も兼ねた会である。

 

これまで確認できただけでも10年間は、

河井克行氏は出席したことすらないが(第8回参照)

 

河井あんり氏も

参議院選挙中、西日本豪雨からの復興に努めると

訴えて当選したにも関わらず

前日夕方急遽欠席の連絡を行い、

出席しなかった。

というよりも、疑惑が報じられたものだから

出席できなかったという方が正しいのかもしれない。

 

また法務省では、

全国の検察庁の次席検事らが集まり

会議が開かれる予定で、

その場に河井克行氏も出席し、

訓示を述べる予定だったが

これも中止となっている。

 

このように、

今回の週刊誌による疑惑の報道により

永田町も霞が関も空転し、

地元広島県の要望さえも聞けない状況に陥っている。

 

また、河井あんり氏は、

参議院選挙中、

府中市広島市で行った街頭演説の際、

 

「今の国会はどうですか。

週刊ナントカとか、

週刊ナントカとか、

週刊ナントカとか。

ナントカ砲とか、

そんなことばっかり議論している。

皆さんの税金で行われているんです。」

 

等と発言している。

 

今回のお二人の疑惑の報道を受けて

そんなことばかりが

ニュースに取り上げられ、

また議論されていることを

 

選挙中にこのように発言している

河井あんり氏は

今、どのように考えているのだろうか。

 

疑惑が払しょくされれば、

河井あんり氏の言うように

馬鹿げたナントカ砲の議論で

我々国民の血税が使われることもない。

 

一日も早く

疑惑の数々にしっかりと納得のいく

説明を行って頂きたいと思う。

 

ではでは。