広島政界裏話 河井克行氏・河井あんり(案里)氏編

河井夫妻を巡る数々の疑惑から事件へとなりました。小生は疑惑報道前から一貫して夫妻の問題を取り上げて来ました。夫妻の問題だけでは留まらず、各所に波及し始めています。司直には徹底的な捜査を期待し、夫妻には議員辞職を求めます。

(第34回)秘書の秘は、秘密の秘

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つい最近まで秘書を募集していた河井克行

 

おらが先生のために秘書は秘匿を美徳とし、

政治家本人に成り代わり

なんでも行う。

先生が白と言えば、黒いものでも白となる。

 

とはその昔よく言われた話である。

 

過去には、

政治家本人と同等に力を持つ秘書も存在していた。

 

田中角栄元総理の秘書、故早坂茂三氏や

竹下登元総理の秘書、故青木伊平氏等の

名前を耳にされた方も少なくはないであろう。

 

全てを闇に葬り去ることは、

決して褒められることではないが、

政治家の手足となり、黒子となり

政治家の全てを支えてきた秘書という仕事も

事実として存在する。

 

今回の週刊誌報道。

実際に陣営の中に入り

選挙事務を行ってきた人物しか

知りえない情報が数多く出て来ている。

 

過去触れた(第32回参照)

選挙運動費用収支報告書自体が

選挙管理委員会に提出されていないのであるから、

誰が、ウグイス嬢として勤務したのか。

一般に確認を取れる術はない。

 

また高速道路上での

スピード違反を証明するための

LINEが出て来ている点からも

実際に実務を行っていた

事務所関係者から流出したものであろうと

推測される。

 

河井克行氏の秘書が

すぐに変わることは、関係者は皆知っている。

 

小生が知る範囲であっても

何人も変わったことは分かる。

 

政治を少しでも齧ったことのある者は

秘書が長く勤めない。

秘書がコロコロと変わる事務所は

政治家本人に問題があるといつも言われる。

 

多少、政治の様々な問題が

緩い状態であった時代も、

その昔、確かに存在したが、

そんな時代であっても

番頭的な秘書がいて

ダメなものはダメと

政治家に対してもモノが言え、

また部下を教育するそんな秘書も存在していた。

 

しかし、時代の流れなのだろうか。

自身の事務所スタッフから

暴露される政治家が増えて来ているように思う。

 

政治家と秘書という関係が

ドライになってきたと言えるのではないだろうか。

 

ついほんの数週間前の最近まで

河井克行氏は法務大臣時代であっても

ハローワークで秘書を募集していた。

 

通常の政治家の事務所は、

知り合いからの紹介であったり、

有力支持者の子息なりを秘書にすることが多い。

 

現在は、全て求人をストップしているようであるが、

ハローワークで秘書を募集すること自体は悪いことではないし、

世間に門戸を開いているという面も評価できるが、

 

河井克行氏の場合、

そこまでしなければ、

スタッフが集まらない

そんな状況だったことが推測される。

 

過去、河井克行氏の

手伝いを行ったことがある人物に

小生も話を聞いたことがある。

 

過去週刊誌に掲載された暴力行為の話はなかったが、

高速道路は130キロ、140キロで

走るものだと言われたと話を聞いた。

 

こんな状態であれば、

秘書もなかなか集まらないし、

長続きしないことは小生でも分かる。

 

今回の週刊誌報道。

真実はまだ解明されていないが、

事務所関係者の証言が

疑惑の一つに繋がっているのであれば、

 

秘書に対する接し方というものを

この機会に考えられてはいかがであろうか。

 

またあずかり知らぬことであったとしても

自分自身の事務所スタッフの

コンプライアンス問題に対し

きちんとチェック機能が果たせていない政治家が

国の問題に対して

チェック機能が果たせるとは到底考えられない。

 

また確かに若干長く勤めている

公設秘書も存在しているが、

スタッフ自ら危ない橋を無断で渡るかという疑問も残る。

 

今回の疑惑を擁護するつもりはないが、

秘密を墓場まで持って行く秘書が

育っていない政治家であり

事務所スタッフが親父と慕うような関係性、信頼性が

政治家と秘書との間になかったことは

世間が知ることになった。

 

事務所スタッフの逆恨みで

根も葉もない疑惑を

擦り付けられ、

河井克行氏、河井あんり氏も

当惑しているのかもしれないが、

 

政治家となった以上

疑惑に対し、真正面から逃げずに

反論して頂きたいし、

疑惑を晴らして頂きたい。

 

そのためには

まずは、

一分一秒でも早く公の場に

出て来て頂くことを希望する。

 

ではでは。