(第149回)塀の向こうにいてもボーナス満額支給。
昨年夏の参議院選挙を巡る
大規模買収事件で、
河井克行氏、河井あんり氏が逮捕され
10日余りが過ぎた。
連日のように、
現金を持参された議員らが会見し、
首長3名と議員1名が辞職に追い込まれた。
これだけの報道がなされ、
お金を受け取った議員らの証言が相次ごうが、
ウグイス嬢買収事件でも、
自身の公設秘書が地裁で有罪判決を受けようが、
もちろん、夫婦揃って拘置所に居ようが、
国会議員でさえ居続ければ、
自らの意思で辞めなければ、
歳費は払われ続ける。
小生が懸念していた
まさか…が起こっている。(第79回参照)
昨日は、公務員関係者へのボーナス支給日となり、
もちろん、居座り続ける夫妻にも
期末手当がそれぞれに対し、
318万9710円が支払われた。
週刊文春の疑惑発覚後、二人が手にしたお金は
いくらになったのだろうか。
河井克行氏
10月31日 文書通信交通滞在費 50万0000円
11月8日 11月分歳費 129万4000円
11月8日 文書通信交通滞在費 50万0000円
11月29日 文書通信交通滞在費 50万0000円
12月10日 期末手当(ボーナス) 323万6617円
12月10日 12月分歳費 129万4000円
12月10日 文書通信交通滞在費 50万0000円
12月30日 文書通信交通滞在費 50万0000円
1月10日 1月分歳費 129万4000円
1月10日 文書通信交通滞在費 50万0000円
1月31日 文書通信交通滞在費 50万0000円
2月10日 2月分歳費 129万4000円
2月10日 文書通信交通滞在費 50万0000円
2月28日 文書通信交通滞在費 50万0000円
3月10日 3月分歳費 129万4000円
3月10日 文書通信交通滞在費 50万0000円
3月31日 文書通信交通滞在費 50万0000円
4月10日 4月分歳費 129万4000円
4月10日 文書通信交通滞在費 50万0000円
4月30日 文書通信交通滞在費 50万0000円
5月8日 5月分歳費 103万5200円
5月8日 文書通信交通滞在費 50万0000円
5月29日 文書通信交通滞在費 50万0000円
6月10日 6月分歳費 103万5200円
6月10日 文書通信交通滞在費 50万0000円
6月30日 期末手当(ボーナス) 318万9710円
6月30日 文書通信交通滞在費 50万0000円
合計2476万727円
河井あんり氏
10月31日 文書通信交通滞在費 50万0000円
11月8日 11月分歳費 129万4000円
11月8日 文書通信交通滞在費 50万0000円
11月29日 文書通信交通滞在費 50万0000円
12月10日 期末手当(ボーナス) 194万1970円
12月10日 12月分歳費 129万4000円
12月10日 文書通信交通滞在費 50万0000円
12月30日 文書通信交通滞在費 50万0000円
1月10日 1月分歳費 129万4000円
1月10日 文書通信交通滞在費 50万0000円
1月31日 文書通信交通滞在費 50万0000円
2月10日 2月分歳費 129万4000円
2月10日 文書通信交通滞在費 50万0000円
2月28日 文書通信交通滞在費 50万0000円
3月10日 3月分歳費 129万4000円
3月10日 文書通信交通滞在費 50万0000円
3月31日 文書通信交通滞在費 50万0000円
4月10日 4月分歳費 129万4000円
4月10日 文書通信交通滞在費 50万0000円
4月30日 文書通信交通滞在費 50万0000円
5月8日 5月分歳費 103万5200円
5月8日 文書通信交通滞在費 50万0000円
5月29日 文書通信交通滞在費 50万0000円
6月10日 6月分歳費 103万5200円
6月10日 文書通信交通滞在費 50万0000円
6月30日 期末手当(ボーナス) 318万9710円
6月30日 文書通信交通滞在費 50万0000円
合計2346万6080円
※コロナ感染拡大で、国民の感情に配慮し、
歳費が5月より2割削減(1年間のみ)。
期末手当や文書通信交通滞在費の削減はない。
拘置所に収監されようが、議員の椅子に居座り続ける
河井克行氏、河井あんり氏夫妻に
これまで
合計4822万6807円が支払われた。
コロナ禍にあって、
一般国民は、明日の収入に対しても大きな不安を抱えている。
そのような中、居座り続け、
歳費だけは貰い続ける夫妻に対し、怒りしかない。
現在、歳費等は寄附行為に当たるとして
返納出来ない制度となっている。
国会としても
有罪が確定した議員に対しては、
その期間の歳費を取り上げる制度を
新たに構築する必要があるのではないか。
これであれば、推定無罪の原則も維持出来る。
夫妻は起訴後、地裁で有罪が確定しても
最高裁まで争うつもりなのであろう。
最後まで貰えるものは毟り取ろう。
そんな思惑が透けて見える。
ではでは。