（第61回）河井克行氏の選挙の際の事務員への給料支払いもやはり不可解な点が多い。
過日、河井克行氏が一昨年の総選挙において
車上運動員（ウグイス嬢）への報酬を
選挙運動費用収支報告書へ記載していなかったのではないか。
との疑惑を載せた。（第56回参照）
人件費として総額48万円が計上されていることは
過日、河井克行氏の選挙運動費用収支報告書に記載の通り。（第56回参照）
しかし、ウグイス嬢への報酬の支払いは
事前に６名が登録されているにも関わらず、
２名分しか選挙運動費用収支報告書には記載されておらず、
残り４名の支払いは、どうなっているのか。
疑問である。とした。
人件費の総額48万円のうち
車上運動員（ウグイス嬢）への支払いで36万円。
残り12万円は、
選挙期間中、事務作業を行うとして雇った事務員への支払いである。
しかし、この事務員への報酬の支払いに関しても
非常に不可解な点がある。
ウグイス嬢への支払い予定は、
事前に住所や名前等を
選挙管理委員会に届け出なければならないことは
過日触れた。
事務員に対しても同様に
事前に選挙管理委員会に
氏名や住所を届け出ることが義務付けられている。
届出を行っていれば、事務員に対し、
報酬を支払うことは何ら問題ない。
河井克行氏も
これを守り事前に、
報酬を支払う予定のある事務員を届け出ている。
しかし、
事務員への報酬の支払いに関しても大きな疑問がある。
河井克行氏は、
事務員として雇い、報酬を支払う予定のある者として
事前に１８名を登録している。
しかし、実際に支払ったとしている者は
たったの１名である。
この１名に関しては、
人件費48万円のうち
ウグイス嬢へ支払ったとされる36万円を引いた
12万円の支払いである。
12万円が１名の事務員にだけ満額支払われている。
支払う予定がある事務員として
１８名を届け出ているにも関わらず、
実際に支払ったのは１名。
こんなことがあり得るのだろうか。
他１７名は、実際は働いていない。
もしくはボランティアか、報酬をいらないと断ったのであれば
問題はないのだが。
しかも、ご丁寧にも
届出書には、事前に氏名等を記入し、
やはり報酬を支払う予定がないとして
１名を削除している。
※分かりにくいが、画像１枚目５段目（二重線で削除している）の部分。
画像内の赤で隠してある氏名等が
選挙運動費用収支報告書に
報酬として支払ったとされる人物３名である。
人件費の支払いは
合計４８万円で、３名のみ。
事務員で１名。
車上運動員（ウグイス嬢）で２名。
費用は、事務員１２万円。
車上運動員（ウグイス嬢）２名で３６万円。
※事務員は、日当10,000円。ウグイス嬢は日当15,000円までとの規定あり。
まさかとは思うが、
事務員の報酬に関しても
実際は支払ったにも関わらず、
選挙運動費用収支報告書に
記載しなかったということはないと
信じている。
報酬を払うつもりであった
事務員１７名とウグイス嬢４名が
ボランティアで選挙を手伝い、報酬を支払っていないのであれば
全く問題はない。
では、何故支払うつもりで事前にこれだけの数を届け出たのか。
本当に事務員に対しては１名しか報酬を支払っていないのか。
もし、
１名以外に支払いがあったと
するならば
公職選挙法違反となる。
選挙の際の人件費は、おおむね数百万程度
どの候補も選挙運動費用収支報告書に記載しているが
河井克行氏のみが、極端に少ない。
熱烈な支持者が多く
ボランティアで、河井克行氏の選挙を手伝った方が
多かったのだろうか。
しかし、夫は人件費が少ないにも関わらず、
妻である河井あんり氏の選挙では
疑惑ではあるが、
倍の日当を払わなければいけなかった位
人集めに苦労していたと仮定すると
これもまた不可解で、不自然に感じられる。
河井克行氏には、
自身の選挙の際の人件費の不可解な点についても
説明を求めたいと思う。
ではでは。
